母乳・ミルクについて
商品に関するQ&A
母乳は授乳の刺激によって、よく出るようになります。生後3〜4日までは母乳の分泌が少なくても、たびたび授乳して、乳房を刺激しましょう。赤ちゃんがおなかがすいて泣いている時に、与えましょう。あせらず根気よく続けてみましょう。それでも体重の増え方が少ないとき。いつまでも乳首を離さない。離すと泣く。お乳が張ってこない。授乳間隔が短い。などがあったら母乳不足が考えられます。
母乳不足かなと思ったら、1週間に一度くらい体重を計ってください(毎日計る必要はありません)。
その上で、増加していないようなら、粉ミルクをたしてください。
卒乳とは、自然に母乳をほしがらなくなるまでと、「授乳、離乳の支援ガイド」について書かれております。赤ちゃんの成長や発達、家庭環境によって母乳を必要としなくなる時期はそれぞれです。お母さんと赤ちゃんの気持ちが大切です。
離乳食が増え、子どもが次第に母乳を飲まなくなったら、何回か飲んでいる中の1回を粉ミルクに代える、これをゆっくり2回、3回と増やしていくことで、自然に母乳をやめさせるのもよいでしょう。また、お腹がすいた場合でなくても、退屈になると何となくおっぱいを欲しがることがあります。
この場合は、お話やおもちゃ、歌、外に連れ出すなどして、何かに夢中にさせることによって、その時のおっぱいをやめさせることも試してみましょう。
おっぱいを卒業した時期にもよりますが、9〜11か月頃の赤ちゃんに必要な栄養を摂取するためには3回の食事では足りませんので、不足分は間食(おやつ)と2回の粉ミルクで補う必要があります。
12〜18か月の場合には、大部分の栄養は離乳食から摂取されますが、カルシウムの補給のためにも、牛乳やフォローアップミルクを1日300〜400ml与えましょう。
メーカーによって特長としている成分が違うため、何となく粉ミルク全体の成分が違うように感じることと思います。
日本で売られている育児用ミルクの成分は健康増進法(特別用途食品:乳児用調製粉乳)に定められた基準にしたがっていますので、乳児が健康に発育するための必須栄養成分の含量に関しては、各社の製品の間に大きな違いはありません。
一度煮沸した70℃以上のお湯を使います。
外側(容器)が冷めていても、ミルク自体が熱い場合があります。腕・手首の内側にミルクを少し垂らすなどして、体温くらいにまで冷めたことを必ず確認しましょう。
1回分ずつ調乳して飲ませてあげてください。つくりおきや飲み残しは飲ませないでください。飲み残しは必ず捨てましょう。
赤ちゃんがミルクを飲むときには、口の中の唾液などが哺乳びんの中に入るため、細菌も一緒に哺乳びんの中に入りこむことになります。
ミルクは栄養価が高く、温度も適温であり、細菌がどんどん繁殖します。
ミルクは1回分ずつ調乳し、飲み残しは、赤ちゃんにはあげず必ず捨ててください。
離乳食を始めるくらいまでが目安です。赤ちゃんがいろいろなものを持ったり、さわったりし、その手をしゃぶるようになったら、そろそろやめてもよいでしょう。
表示量が違うのは、メーカーによって成分組成や調乳濃度が異なっているからです。その表示量は、目安として示されているもので、どこのメーカーのものが正しいというものではありません。
実際に赤ちゃんが飲む量は個人差があり、その日の体調、また、時間帯によっても変ってきます。
なお、調乳の濃度については、メーカーの表示にしたがってください。
開缶したら、湿気や虫、ほこりや髪の毛などが入らないようにきちんとフタをし、乾燥した涼しい場所に保管しましょう。
なお、冷蔵庫には保管しないようにしましょう。冷蔵庫から取り出したとき、その温度差によって空気中の水蒸気(水分)を吸収したり、ミルク缶に露がついたりして、吸湿してしまいます。
開缶後はなるべく早く(30日以内に)お使いください。
スプーンはよく洗って乾燥させ、缶の中には入れず清潔に保管してください。
日本で売られている育児用粉ミルクの成分は健康増進法(特別用途食品:乳児用調製粉乳)に定められた基準に従っていますので、乳児が健康に発育するための必須栄養成分の含量に関しては、各社の製品の間に大きな違いはありません。赤ちゃんが変わらなく飲むようなら替えてもかまいません。粉ミルクの選択理由は、出産医院での紹介が多いようですが、メーカーにより多少特長が異なります。赤ちゃんにあうものを選んであげてください。
粉のまま風味付けに使う、または、お湯で溶かしたもので離乳食をのばす(適度な軟らかさにする)ときなどにお使いください。
ただし、高温で長時間煮込む料理は、一部のビタミン類(ビタミンC、ビタミンB群など)がこわれることもあります。
粉ミルクと同様の栄養補給として使いたい時には、最後に味付けとして加えると良いのではないでしょうか。
メーカーにより、スプーン1杯あたりの粉の嵩(かさ)が違いますので、違うメーカーのスプーンでは、正確に計ることができません。
他メーカーのスプーンを使用しないようにしましょう。
育児用粉ミルクは下痢をしたときなどに、医師など専門家の指示によって薄めて使用することがありますが、あくまで専門家の管理下で行うものですから、自分の判断で調乳濃度を変えることはやめましょう。
長期的に、濃いものをのませていれば、赤ちゃんの腎臓に負担をかけることがあり、薄めたものを飲ませていれば、栄養不足という問題が起こることもあります。
必ず缶に入っている添付スプーンをお使いください。
ミルクをミネラルウォーターで作ることはおすすめしません。
調乳については、できるだけ調乳用の水として販売されているものをご使用ください。
粉ミルクには赤ちゃんの成長に必要なミネラルが含まれていますが、ミネラルウォーターでミルクを作るとミネラルのバランスが崩れてしまう可能性があります。
また、ミネラルウォーターによっては「殺菌していない」ものもあり、抵抗力の弱い赤ちゃんにとっては好ましくありません。
やむを得ず使用する場合には、ミネラルが少ない軟水をご使用下さい。その際は、一度煮沸し、少し冷ました70℃以上にしてご使用ください。
ミルクは離乳食の後で飲ませなければならないわけではありません。
ミルクを先に飲みたいこともあるかもしれません。
ただ、おなかがすきすぎてミルクを先に飲みたいということが続き、ミルクだけでおなかがいっぱいになるようなら、離乳食を与える時間帯を見直してみてはどうでしょう。
今までの粉ミルクと変わると便の状態が変わることもあります。
もし、ご心配であれば、かかりつけの小児科を受診されることをおすすめします。
赤ちゃんは母乳やミルクを飲みながら、空気も一緒に飲みこんでしまいます。
そのまま寝かせると、ゲップと一緒にミルクを吐いてしまうことがありますので、授乳後には立て抱きにして、背中を軽くたたいたり、さすったりしてゲップをさせてあげましょう。
空気を吸い込まずにミルクを上手に飲める赤ちゃんの場合にはゲップはでませんので、かならずゲップをさせなければならないわけでもありませんが、授乳後はしばらく立て抱きにし、もし眠ってしまったときには、吐いたミルクでのどを詰まらせないように顔を横向きにして寝かせましょう。
月齢が高くなるにつれて昼夜の区別がつき、飲み量も増え、夜も長く寝るようになります。
離乳食を充分食べているのでしょう。ご機嫌も良く、体重も増えているなら問題はないと思います。その時によっても違うと思いますが、もちろん、おっぱいをせがんだら、離乳食の後、欲しがるだけ飲ませてあげてください。
いきなりコップでなく、ストローやトレーニングカップで練習してみましょう。
コップで与える時は飲み物をごく少量を入れ、手を添えて飲ませてあげます。
また、コップは赤ちゃんの口に添いやすい大きさや形のもので、われないものを選んであげましょう。
無理に止めさせる必要はありませんが、起きている間に十分にミルクを与え、授乳以外の寝かしつける方法(背中に手をおいてトントンと軽くたたく、しっかりと抱いてあげしばらく添い寝をする、おっぱいに触れさせるなどの方法と同時に子守唄を歌うなど)を試してみましょう。
赤ちゃんは口をすぼめることが苦手なので、市販のプラスチックのストローではなく、吸い口の柔らかいストローから始めるとうまくいくことが多いようです。
最初は、ブクブクと吹いたり、噛んで遊んだりしてしまいますが、まずは、お手本を見せ、ストローを吸うと飲みものが出てくるということを教えてあげましょう。
また、軟らかい容器の飲料であれば、容器を押すとストローから中身が出てきますので、赤ちゃんがストローを使うきっかけをつかみやすいかもしれません。
フォローアップミルクへの切り換えは基本的には「9か月頃、3回食になってから」を目安とします。生後5〜6か月頃から離乳が始まりますが、この時期の離乳食に使われる食品の鉄含量は少なく、また吸収が悪いため、体に蓄えられている鉄が減少していきます。
離乳が順調に進んでいる赤ちゃんでも鉄の摂取量が推奨量を下回りがちで、9か月以降になると鉄欠乏症が現れやすくなってきます。
また、フォローアップミルクを与える時は、ストローやコップであげる練習も始めましょう。
離乳が進むと、たんぱく質やカルシウムの補給に牛乳が用いられることがあります。
しかし、牛乳の場合には、高たんぱく質で乳児への負担になり、鉄やビタミン類が不足するなどの欠点があります。
この欠点を補うために作られたのがフォローアップミルクで、成分的には、赤ちゃんの腎臓への負担を考えて、たんぱく質やミネラルの含量を減らし、赤ちゃんの成長に必要なビタミンや鉄などが強化されています。
フォローアップミルクの使用は9か月頃からが目安となります。
生後早い時期からフォローアップミルクを与えると、高たんぱく質による腎臓への負担が大きくなります。
フォローアップミルクは、育児用ミルクではありませんので、離乳食が栄養の中心となる9か月以降になってから与えるようにしましょう。
「授乳・離乳の支援ガイド」で、満1歳になるまでは牛乳は調理用としての使用は認めていますが、飲用はすすめていません。
70℃以上で調乳しましょう。調乳時まずはお湯を沸かしますが、沸騰直後の熱湯で調乳しますとやけどの危険性が高くなります。一度沸騰してから冷ましたお湯を使いましょう。
外側(容器)が冷めていても、ミルク自体が熱い場合があります。腕・手首の内側にミルクを少し垂らすなどして、体温くらいにまで冷めたことを必ず確認しましょう。直接ミルクに指を入れて確かめるのは、不衛生なのでやめましょう。