妊娠6か月:20〜23週
胎動を感じて胎児との一体感が増す月
子宮の大きさ(妊娠23週末)
子宮底長 18〜21cm
※子宮底長:恥骨の上から子宮の上(底)までを体に添って縦に計った距離
変化の様子
強く大きくなった胎動をはっきり感じるようになります。
子宮がおへその上に届く
妊娠6か月になると、子宮上部の先端(子宮底)がおへその上まで届くようになります。妊婦健診では、子宮底長といって、恥骨から子宮底までの長さを測ることができるようになります。
乳汁が出ることも
乳房に脂肪がつき、乳腺組織がふくらんできて、乳房全体が大きくなります。産後におっぱいを作るプロラクチンというホルモンも徐々に分泌し始めるので、乳首から白い乳汁が少し出ることもあります。
体重が増えてくる
胎児・子宮が大きくなり、羊水の量も増えます。母体の血液循環量も増えるので、体重が増えてきます。
みんな胎動を感じる
体を動かす仕事の人は感じるのが遅いなど、胎動の感じ方には個人差がありますが、妊娠6か月になると初産婦の人もはっきり胎動を感じるようになります。グニュッと腸が大きく動くような感じは胎児が体を回転させるローリング運動をしている時です。
胎児のしゃっくりを感じることも
ピクン、ピクンという規則的な胎動を感じることがあります。これは胎児のしゃっくり!胎児の横隔膜が痙攣する動きです。
※妊婦健診:4週間に1回