離乳食について−9〜11か月頃−
自分で食べたがる
生後9か月頃からの乳児は、自我が芽生え始める精神発達の大切な時期です。
何でも自分で確認しながら成長します。食事に対しても同様で、自分で食べてみたい欲求は正常な発達の証拠です。口に入れて確認してみたい、目の前にある食べ物を母親のするようにスプーンなどを使って食べてみたい、うまくいかないなら自分の手を使って早く目的を達成したい、そうした欲求が満たされると満足します。
この時期には「食事をすることは楽しい」と思えるように状況を整えながら対応し、自発性や自立性を育てることが大切です。
手づかみやこぼしながら食べても大丈夫なように、床や洋服の汚れを防ぐことや手づかみでも食べられる食品を用意するなど工夫してみましょう。
●手づかみで食べようとする