和光堂

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妊娠9か月:32〜35週

胎児の体の外側も内側もほぼ成熟する月

産後のおっぱい育児につながる食生活を心がけよう

和食で、産後のおっぱい育児の準備を

超音波検査のモニター画面で対面する赤ちゃん! タイミングが合えば、指しゃぶりを見られることも。指しゃぶりでおっぱいを飲む練習をしているんです。ママも出産後すぐに始まるおっぱい育児につながる食生活を考えてみましょう。二世代ぐらい前の日本女性は、欧米の小児科医が注目するほど、おっぱいがとてもよく出ていました。当時は大豆製品を多くとっていたので、それが乳腺に働きかけていたのではないか、とみられています。伝統的な和食がおっぱいのよく出る理由というわけです。合わせて濃い味が好きな人は、離乳食に備えて、薄味を心がけましょう。できるだけ新鮮ないい素材を使えば、素材の持つうまみが十分にあるので、塩分は少量ですみます。薄味の加減がわからない!という人は、市販の離乳食を味見してみてもいいかもしれません。ママの食事によって母乳の味は変化します。赤ちゃんは青臭い味や苦味を嫌うことが多いので、授乳中はニンニクやニラなど匂いのきつい食材は避けるのが無難です。

乳房の形を見て、手入れをしよう

産後の授乳に備えて乳首の形をみてみましょう。乳首が乳輪より出ていればいいのですが、陥没していたり、扁平(へんぺい)だったりすると、赤ちゃんが飲みにくいので引っ張り出すようにします。乳首を刺激すると、オキシトシンというホルモンが分泌されて子宮が収縮するため、病院では妊娠後期になってから指導が始まります。自宅で行う時は、おなかが張ったらすぐにやめましょう。

お風呂、音楽、アロマなどでリラックス

大きくなった子宮が胃も腸も心臓も肺も、そして血管も圧迫するので、マイナートラブルはピークに。神経が高ぶるなど、精神的な緊張感や不安感が強くなることもあります。早めに休息をとり、自分なりのリラクゼーションの仕方を工夫してみましょう。ぬるめのお風呂にゆっくり入る、部屋を暗くして好きな音楽を聴く、好みのアロマオイルで香りを楽しむなど、自分が快適と感じること、心身ともに安らぐ環境を作りましょう。アロマセラピーは妊娠後期になると使えるエッセンシャルオイルが増えますが、できれば専門家のアドバイスを受けながら使いましょう。一般的にはレモン、グレープフルーツ、オレンジなど柑橘系のオイルが爽快感を与えますし、ベルガモットやラベンダーには精神的な緊張をほぐす効果があります。

胎動日記をつけてみよう

大きくなった子宮がおなかの皮膚を薄く引き伸ばすので、胎動を強く感じるようになります。胎児が蹴る足の力も強くなって、夜寝ていても痛い!と目が覚めることもあります。胎動は赤ちゃんが「元気にしているよ!」と教えてくれる大事な情報。病院では、妊娠32〜36週頃からNST(ノン・ストレス・テスト)といって、胎動がある時の胎児心拍を検査して胎児が元気かどうかを調べます。また、グニュグニュという胎動を10回感じるまでに何分かかるかを、「胎動10カウント法」といい、これを自宅で行うようにアドバイスしている病院もあります。自分なりに胎動を感じたときのことを、日記につけてみてもいいですね。「いつもと変わりない」のが目安。今日も昨日と変わりなく胎動があればほぼ安心です。もし、急に静かになったり、逆に非常に激しくなったような時は、病院に相談しましょう。

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